フランスのアンティークのベッドリネンを、古いフランスのワークエプロンをもとにパターンを取り、 日常使いしやすいエプロンに仕立てました。

uto-004と005 は同じシーツから製作したエプロンです。使い込むうちに今よりもっとしなやかに馴染んでくる肩のこらない程良い軽やかさ、癖のないシンプルなデザイン。

だからこそ、古い布が持つ独特の表情が楽しめる一枚です。こちらはベージュがかったような色合いで、コットンと麻の混紡と思われますが、時代の割に織密度が細かく、洗い立ては薄手の帆布のような、やや厚みとハリがあります。

ポケットは同じシーツから。フランスのエプロンに一番多く見られる大きめのドラえもん型のポケットです。大きめのポッケですが、着用すると思いの外だらりとせず、程良いくたっと感で、布の纏う雰囲気と合っています。

FIVEXUTOのエプロンの中では、生地取の関係で、ビブ、身幅共にやや狭く、脇造りの位置が少し高めになっています。サイド、バック共に、スッキリ目のスタイルです。

布地に対して、随分と華奢に見える紐使いですが、これは、フランスのワークエプロンに見られる手法をなぞったもの。

一見華奢に見える平テープでも、使っているうちにクルクル縒れて丸くなり、ちょっとしたロープのような強度を身につけます。よりクルクル縒れる織り方の平テープを使うのはもちろん、縫製の段階から縒ってもらうことで、よりフランスらしい繊細さと強度も備えたエプロンに仕上がっています。

ビブ裏と後ろ身頃にコラボのスタンプ。
後ろでゆるく結んでワークっぽく着用されるのもオススメです。